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写真集とZINEのセットです。
単体でご購入いただくよりお得になっています。
ぜひ合わせてご覧いただきたいです。
また、ミズサワさんのインタビューを掲載した『a letter from BOOKS f3』 vol.15(100円)も合わせてご覧いただけるとさらに人となりを知っていただけるかと思います。
→https://booksf3.stores.jp/items/5e746e5d2a9a420d10e0fea1
《写真集『自私』》
写真:Takaaki Mizusawa
出版:self published/2020
デザイン:□press
297×210mm/46ページ
《ZINE『在心里』》
写真・文:Takaaki Mizusawa
出版:□press/2020
デザイン:□press
A5サイズ/日本語・英語
“世の中で一番失いたくない人が妻となり、間も無く妊娠の報告を受けた。 そのときの妻の気持ちを表情から計り知ることは出来なかったが、私は子供を授かった喜びと同時に、「これで妻と離れられなくなった」と安堵した。我ながら利己的な愛情だなあと思う。「自私」は中国語で、利己的、自分本位、身勝手という意味で、正にあの頃の私を表した言葉だと思う。”
新潟をベースに活動する写真家・Takaaki Mizusawaの自身初となる写真集。本作は、ふたりにとって1人目の妊娠前後の日々をまとめたもの。
妻・陽子を手に入れたことで生まれた自信のなさや嫉妬心、独占欲、孤独感は彼女に対する「失いたくない」という強い執着からであり、幸せな日々であるのにどこか影のような苦しさが伴っています。まるで写真を撮ることでその流れていく一瞬をとどめ、これで失わずにすむと安堵しているかのようです。それらをよくあるような妻を撮る夫と片付けてしまうにはあまりにも薄っぺらすぎます。それから数年、客観して自分の写真を見ることができても、当時の思いはすぐに呼び戻されるようです。そして陽子への気持ちは変わらず、その証のように彼は今日も彼女にカメラを向けています。愛する誰かを想うとき、どんな感情を抱き、どんな自分であろうとするのか、ぜひ大切な人を思い浮かべてご覧ください。